TV見てたとき、隣で寝てた猫

5/4(tue) 新日本プロレス5・3東京ドームをTVで見て













 見に行こうかなと思いつつ、結局行かずに深夜テレビの録画で見ることにしました。
 今回は、K-1と新日の対抗試合が4試合組まれました。
 
 吉江vsノルキヤ、棚橋vsショーン・オヘアーの2試合はダイジェストでの放送だったのでよく分かりませんでしたが、K-1の選手が新日の選手に付き合ってる感じ。
 ちゃんと放送されたのは後半の2試合。
 
 まず、柴田勝頼vs武蔵戦。
 寝技20秒以内、ロープブレイクあり、1R3分で無制限ラウンドというルール。柴田がオープンフィンガーグローブ、武蔵はボクシンググローブで、昔の猪木の異種格闘技戦を思わせます。
 1R序盤こそハラハラした内容でしたが、1R後半からは武蔵の多様なキックに柴田は何度もダウン。
 せめてプロレスラーの打たれ強さを見せられればと思いましたが、2R始めから完全に怖がってましたね。武蔵のKO勝ち!
 ここで、もめたというルールについてひとこと。
 特徴は・・・・
 新日に不利な点
  ・寝技20秒以内
  ・1R3分でインターバル
 K-1に不利な点
  ・グローブが違う!
  ・ちょっと位の反則はOK(ブレイク時に何発かやってました)

 ぼくは、互いの持ち味が出せるような、よいルールだったと思います。
 アナウンサーや解説者が、しきりに理不尽だといってましたが、まったく新日寄りのコメントですね。
 特に解説者が憤慨していた「寝技20秒以内」ルール、柴田が関節をうまく極められずにモタモタして20秒オーバーしていたのに対し、武蔵のラッシュは必ず10秒程度で柴田をダウンに追い込んでいました。むしろダウン時のレフェリーの「超ロングカウント」の方がよほど理不尽です。10カウント数えるのに30秒かかってましたからね。猪木vsウィリー・ウィリアムス戦なんて寝技5秒以内でしたよ。
 1R3分は柴田にとって少しかわいそうな気もしました。5分でも良かったかも。
 全体的には楽しく見ました。

 ボブ・サップvs中邑真輔のIWGP戦
 結果的にはサップの勝ちでホッとしたような気分です。
 これでもし、中邑が高山との試合のときみたいにフラフラになりながらも、一瞬の隙を突いて逆転勝利だったら「やっぱりなー」で終わってたでしょう。
 最後2度のビースト・ボムで中邑が沈んだとき、アナウンサー「プロレスが負けたっ!」と叫んでましたが、今やそんなシーンはいつも見てるので、たいした衝撃ではありません。
 サップだって、K-1代表みたいに言ってるけど、プロレスのキャリアのほうが長いわけだし、この試合でもラッシャー木村ばりの前方パイルドライバーや、中邑に耳打ちしてからコーナーに振って体当たりするとこなど、十分プロレスラーでしたよ!
 この試合、サップは不器用ながらも「相手の技を受けて受けて、そのうえで最後に得意技で倒す」というプロレスの王道(言い換えれば猪木流)スタイルを実践してたと思います。
 贅沢なこと言いますが、あのビースト・ボム。プロレスマットでは背中と後頭部を叩きつけてますが、やっぱりノゲイラ戦のときの、脳天から突き刺し首が折れそうだったあのシーンが凄絶で忘れられません。でもプロレスでやるのは無理でしょうね。プロレスの試合であれを見たのは、鶴田vs天龍戦、大仁田vs蝶野戦でした。もっともそれらは技をかけた方(鶴田と大仁田)が失敗して変な落とし方しただけですが・・


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